ヒョウモントカゲモドキの脱皮不全、私の対処法
爬虫類は脱皮をする
お金もかからず、世話もいらず、匂いも鳴き声もなく、しかも可愛いペットとしてオススメのヒョウモントカゲモドキ。
このブログでも一番見られている記事のカテゴリであります。
手間いらずで飼いやすいヒョウモントカゲモドキ - 砥石のある風景
そんなヒョウモントカゲモドキですが、爬虫類なので脱皮します。
そして、脱皮をたまーに失敗する時があります。
そんな時の私の対処法を書いておきます。
そもそも脱皮不全をさせないように心がけよう
脱皮不全というのは、脱皮しきれなかった古い皮が指先とか、小さな部位に残ってしまうことを言います。
自然界で脱皮を失敗するというのは命取りなわけで、あまり失敗するやつもいないと思います。
しかし、ペットであれば自然界とは環境が異なりますから失敗することもあるのかもしれません。
ということで、まずは失敗させないように心がけるのがいいかと思います。
ヒョウモントカゲモドキの場合は
- 脱皮時にストレスをかけない
- 温度をしっかり管理
- 湿度をやや高めにする
脱皮時にストレスをかけない
脱皮前には古い皮が浮いてくるので、全身が白くなります。
で、脱皮が始まった時にちょっかいを出すと、ヒョウモントカゲモドキは警戒して脱皮をちゃんと最後までしなくなるような感じがします。
実際、脱皮の瞬間をケージの近くで観察してたりすると失敗するケースが多いです。
だから最近は脱皮の時はなるだけ静かにしてやっています。(たいてい夜中にやりますけど)
温度管理をしっかりする
寒さに弱いので、寒くなると活動が鈍くなります。
なので11月~3月くらいはパネルヒーターでしっかりケージを暖めておきましょう。
パネルヒーターはケージ全体にすると、暑くなった時に逃げ場がなくなるのでケージの半分に敷くようにします。
湿度をやや高めにする
湿度が低いと脱皮を失敗しやすくなる傾向があります。
夏は湿度が普通に高いので失敗はあまりないですが、冬は乾燥するので失敗の確率が高い気がします。
なので、身体が白くなったらケージの湿度を高めましょう。
ウェットシェルターなら水を入れるだけで湿度が高められるのでオススメです。
脱皮が失敗した時の私の対処法
だいたい失敗する箇所は指の先ですね。
ヒョウモントカゲモドキの指は爪楊枝より細いですから、ほっておくと古い皮が硬くなり指を壊死させたりするようなので、しっかり皮を取ってやる必要があります。
まずはぬるま湯(30度くらい)を適当な容器に5ミリくらいの深さで入れます。
そこにヒョウモントカゲモドキを入れて、手がぬるま湯に浸かるようにします。
しばらく浸けたら、ヒョウモントカゲモドキを手に乗せ、綿棒などで皮をめくるように優しくこすります。
で、めくれたらその部分を指でつまみ、剥ぎたい気持ちを抑えて、ヒョウモントカゲモドキが自分で動くのを待ちます。
ヒョウモントカゲモドキの指はむちゃくちゃ細いですから、人間が力を加えずにヒョウモントカゲモドキが自分で動いて、自分の力加減で皮が取れるように誘導します。
とはいえ、結構根気がいるので、辛抱強く優しくしてあげてください。
このやり方が合っているかどうかはわかりませんが、私はもう何回もこの方法で脱皮のお手伝いをしています。
結構根気がいるので大変なんですが、他にいい方法があれば教えて欲しいですね。