LDLコレステロール(悪玉)が下がらないなら遺伝を疑え!薬で良くなった話
健康診断を毎年会社などで受けていると思います。
私も毎年血液検査はしているのですが、LDLコレステロールが一向に下がりませんでした。
健康的な生活・食事・運動をしているにも関わらずです。
病院へ行くとどうやらLDLコレステロールが高い「体質」すなわち「遺伝」のようですね。
LDLコレステロールが何をしても下がらない人は病院にいくことをお勧めします。
LDLコレステロール(悪玉)の変遷
血液検査ではコレステロールの値が数値で出ますよね。
中でもLDLコレステロールが高いと血液がドロドロになって、のちに動脈硬化や脳梗塞などになりやすいと言われています。
そんなLDLコレステロール値がここ十年くらい基準値の上限である140という数値を大幅に上回っていました。
一番ひどい時は220という驚異の高数値をたたき出し、一番マシな時でも160というものでした。
でも会社などの健康診断では、この辺は「生活習慣が悪い」の一言で終わらせることがほとんどなんですよね。
だから私も生活習慣が悪いんだと言い聞かせて、運動をしたり、間食を控えたり、野菜を増やしたりといろいろ取り組んできました。
しかし、毎年毎年LDLコレステロールの数値は改善しませんでした。
健康的な生活
私がどれくらい健康的な生活をしているかというと、
- 週2回スポーツジムで筋トレ&有酸素運動
- 朝昼晩3食きっちり食べる
- お酒はほとんど飲まない
- 喫煙もしない
- 外食も月2~3回程度(健康的なメニューをチョイス)
- 野菜を意識的に摂取する
- 身長174cm、体重63㎏、体脂肪率16%
いかがですか?
自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ健康的な生活と体型でしょう。
正直これ以上何をすればLDLコレステロール値が下がるのか見当がつきません。
テレビでの不健康煽り
「煽り」というとちょっとアレなんですが、テレビもシニアの人向けに健康番組が増えていますよね。
特に血管や血液に関しては特集が多いです。
LDLコレステロールが高いと、脳梗塞や動脈硬化のリスクが大幅にアップするとか煽るもんですから40歳を超えた自分としては怖いわけですよ。
ということで、病院に行くことにしました。
生活習慣病に詳しい医師のもとへ
まるで健康体の自分が生活習慣病の病院へ行くとは思いもよりませんでしたが、医師に経緯を説明すると
「それは体質ですね」
の一言で終了。
どうやらコレステロールの合成は肝臓が行っており、その合成能力は個体によって異なるということのようです。
だから健康的な食事をしても運動不足を解消してもLDLコレステロールが減らない人というのは一定数いるということです。
その場合はもう薬を飲むしかないということで、とりあえず副作用などがないか2週間ほど試すことに。
薬でLDLコレステロールは大幅に減った
薬はピタバスタチンというものを飲みます。
病名としては高コレステロール血症ということになりますね。
この薬は毎日欠かさず飲まなければならず(しかも一生)、面倒なんですが、将来的な心筋梗塞や動脈硬化などのリスクを減らせるんだったら飲んだほうがいいでしょう。
飲み始めて3か月後には、LDLコレステロールが204→110まで減りました。
まずは健康的な生活
いうまでもないですが、LDLコレステロールが多いからとすぐに薬に頼るのはダメです。
まずは生活習慣で見直すべき点がないかどうかをチェックして、食事管理や運動不足を解消すべきです。
そういった健康的な生活をしているにも関わらず、LDLコレステロールの値が減らない場合は病院に行ってみてください。