超簡単でエコなべんがら染めを体験してみた
べんがら染めの染料は土なんです
べんがら染めの体験がマフラー1000円と安かったので体験してみました。
べんがら染めの染料は草と思っていましたが、土なんですね。
ベンガラは土から取れる成分(酸化鉄)で紅殻、弁柄とも呼ばれ
語源はインドのベンガル地方より伝来したことからそう呼ばれています。
日本の暮らしにも古くから根付いている素材で陶器や漆器、また防虫、
防腐の機能性から家屋のベンガラ塗りとしても使用されてきました。
ラスコーやアルタミラの洞窟壁画にもみられ旧石器時代から使われた
最古の顔料であり古代色です。
経年変化に強く、日光による褪色がないことも特徴で昨今では無害で
あることから天然素材として見直され繊維製品への染色、オーガニック
製品にも使用されるようになりました。
べんがら染めは地球にやさしいんです
べんがら染めについてまとめると
- 染料は土の酸化鉄の色である
- 全23色あり、酸化鉄を煎ったりすると色が変わる
- 青色は無い
- 紫外線に強く経年劣化を防ぐ
- 水だけで簡単に染められる
という感じでいいことずくしなんですね。
まぁそんなことはさておき、楽しい染め工程を紹介します。
べんがら染め体験してみよう!
まずは桶に水を入れて、マフラーを水に浸して絞ります。
染めたくない部分をゴムなどで縛ります。
今回は丸い模様をつけたかったので、ビー玉をくるんで輪ゴムを巻きました。
水に染料を溶かします。
各色を付けたい部分を染料に浸します。
しわの間とか布を押したりしながら全体を染めるようにします。
今回は2色使いました。半分赤で、半分黄色。
で、何と染料つけて絞ったらもう完成なんですよ!
何と簡単なことでしょう!
あとは適当に乾かせばいいだけです。
こういう染物ってちょっと失敗したかなぁと思っても、意外にいい味が出たりして面白いですね。
ロハスなイベントとかで体験できると思いますし、子供にも安全ですから、一度体験してみてはいかがでしょうか。